同人AVという呼び方
商業AVの制作や販売業者ではない個人が制作したAVのことを、最近では「同人AV」と呼ぶことがスタンダードになっているようです。
「同人」という言葉に対し、個人的にはあまり良いイメージを持っていないし、そもそも良く分からなかったのでWikipediaで調べてみました。
「同人AV」が載っていますね。
同人AV(どうじんエーブイ)は個人、もしくは同人サークルが製作した主にAV人権倫理機構のルールを守っていない個人制作アダルトビデオ(Adult Video=AV)作品。対義語は商業AV。ならびにAV人権倫理機構のルールを守っているAVメーカー制作の適正AV[1]
同人サークルが制作するから「同人AV」なのか?
では次に「同人」だけで検索してみると、
同人(どうじん)とは、同じ趣味・志を持っている個人または団体。(同人誌即売会などでの発表を想定して)同人誌や同人ゲームなど同人作品を製作するために結成された団体については同人サークルを参照
同人とは「同じ趣味・志を持っている個人または団体」とあります。
ここで同じ趣味の「団体」というのは理解出来るのですが、どうも頭のよろしくないわたしには同じ趣味・志を持っている「個人」という部分がどうにも理解が困難です。
複数人で活動している同人はすんなり入って来ます。
しかし個人で活動している個人はいったい誰と比べての「同じ」趣味や志なのか?
「同じ」というなら、比べる相手がいないと同じとか違うという概念が生じないのではと思ってしまいます。
このウィキを編集した人にぜひ聞いてみたいところです。
さて言葉遊びはここまでにして、
もし上記のような定義が「同人」だとして、商業AVの対義語として便宜上「同人」を付けたのであれば、いろいろな分野のプロの仕事に対するアマチュアの趣味にも「同人」が付けられていても良さそうなものです。
プロサッカーに対して同人サッカーとかね。
しかし「同人」という言葉が付与されている他の分野における活動は限定的です。
それもウィキに載っていますが、「文芸」「漫画」「アニメ」「コンピュータゲーム」なのだそうです。
なるほど、AVも創作物の一種なので同人の仲間入りというわけですね。
ただウィキでは「同人AVは個人制作アダルトビデオである」と言っているのですから、別に「個人制作AV」や「個撮AV」でいいのでは?と思ってしまいます。
同人という言葉には「二次創作(パクリ)」も含まれているため、個人的にはどうにもイメージが良くないし好きではありません。
名称としては単に「個撮AV」でいいのだと思っています。
わたしがこのような情報発信を始めた当初(約13年前)は、「自主制作AV」という呼称しかありませんでした。
同人AVという呼称が多く使われている場所とは
「同人AV」という単語が多く目に付く場所としてはTwitterが筆頭として挙げられます。
Twitterには同人AVを含んだハッシュタグがいくつかありますね。
#同人AV
#同人モデル
#同人AVモデル
#同人AV監督
このようなタグでTwitterを検索してみたら下記のようなツイートを見つけました。
調べてみると、この吉沢さりぃさんは現役のグラビアアイドル兼ライター(日刊SPA!等)という肩書を持つ方で、Twitterで上記の内容のDMをもらったそうです。
そこで彼女はこのオファーに対して正式に断りを入れ、こういったオファー内容に違和感を感じたため、DMのキャプチャ画像と一緒に「妙な額…W これが噂の同人AVってやつですか」とツイートしたところ、DMの主からリツイートで「デブが〜」という誹謗中傷を受けたというのです。
いやいや、アンタはその体型を承知のうえで彼女に出演オファーしたんじゃないの?と思わず突っ込みたくなるわけですが、それにしてもオファーを断られたからといって相手に暴言を吐くというのは人としてどうなのでしょうか。
世間に同人AVのイメージが悪くなれば、ひいては個人でAVを撮影している業界全体のイメージが悪くなるので是非ともやめていただきたいものです。