FC2コンテンツマーケットで作品を購入しようとしたがクレジットカード決済でエラーになりますという趣旨の相談が、2022年末頃からヤフー知恵袋やTwitterなどでたびたび見られるようになりました。
そういった相談内容は実は本当で、FC2はクレジット会社から完全に干される運命を辿りつつあるようです。
その経緯は以下の記事を読むと理解できます。
FC2のカード決済中止求める 警視庁、違法わいせつ動画横行で
クレジット米国の動画視聴・販売サイト「FC2コンテンツマーケット」(FC2)で違法なわいせつ動画の売買が横行しているとして、警視庁がクレジットカード大手3社に対し、FC2でカード決済できなくするよう要請していたことがわかった。要請した6月以降、FC2が国内向けに販売した動画の本数が激減しているといい、同庁は要請による効果の表れとみている。
FC2をめぐっては、無修整のアダルト動画をアップロードしたなどとして摘発されるケースが後を絶たない。同庁が5月にわいせつ電磁的記録記録媒体陳列容疑で逮捕した無職の男は自身が撮影、制作した無修整アダルト動画などをFC2に出品し、1年7カ月間に3億円近くを売り上げていたとされる。
こうしたことを問題視した同庁は、「ジェーシービー」「ビザ」「マスターカード」の3社に全国の警察が検挙した事例や違法動画の売買実態を提示した上で、FC2の主な決済手段の一つであるカード決済を使えなくするよう要請。具体的には、FC2との間に入る取次業者に取引中止を促すよう3社に求めた。
同庁によると、取引中止を求められた取次業者の一つが今年7月14日にFC2との契約を解除したところ、同日は約75万本あった国内の動画販売数は翌15日に約39万本に半減。その後も断続的に複数の業者が取引をやめ、8月20日には約30万本まで減った。
わいせつ事犯を取り締まる保安課の担当者は「FC2が収益を得る手段の一つであるカード決済の機会を減らしたことで、効果が出ている」として、引き続き取り組みを続けるとしている。(朝日新聞デジタルより)
これを読むとクレカ会社はまだ完全にFC2を排除する段階には至っておらず、現状はカード決済の加盟店を募集・管理する取次業者に対してFC2との取引を中止するよう働きかけるという、強制力の観点からすると幾分低い措置になっているようです。
これによって、『タイミングや日によってクレカでも購入できた』という話や『JCBが使えた』「VISAが使えなくなった』など、ネットにはFC2の購入者による経験談が、人によってマチマチな状況となっておりますね。
カード会社の取次業者もそりゃ商売ですから、おそらく超大口顧客であろうFC2を完全に切ってしまうのは憚られるのかもしれません。
適正AV制作者も巻き添えの悲劇
それにしてもですね。
上記の対応策には国家権力の横暴さがよく現れていると思いませんか?
よく考えてみてください。
上記の記事には「違法なわいせつ動画の売買が横行しているとして」とありますが、「FC2コンテンツマーケット・アダルト」に出品されている作品は、全てが無修正動画なわけではありません。
無修正作品を売っている連中のほとんどがランキング100位以内に集中しているので表面上は確かに目立ってはいますが、コンテンツ全体の割合からするとほんの何割でしかありません。
おそらく全てのコンテンツの6割から7割は適正な映像だったり写真集などで構成されていると思われます。
それをミソもクソも一緒くたにして潰そうなんて、わたしからすれば権力の怠慢・傲慢としか思えません。
無修正動画販売者を狙い打ちにして検挙することが税金で食ってる者の仕事であって、税金を納め、法を遵守して創作活動をしている者も道連れにするのはいかがなものかと思います。
残念なことに、適正AV撮影者のなかには今年の春頃から売り上げが以前の3割ほどと低迷してしまい、もう撤退するしかないという声も多く聞いています。
おそらくハメ撮り販売を遊び程度に捉えていたような人にとっては、今が撤退どきなのでしょう。
しかし本当はこのような逆境の時こそ飛躍するチャンスなんですけどね。
本気度が低いライバルはどんどん淘汰されてほしいと思います。
お客さんに他の購入方法を提案してみよう
実はFC2で作品を購入する方法は複数あるのです。
その中でも確かにクレカが一番便利ですから、その便利なクレカがエラーで使えないとなると、そこで思考停止してしまうような顧客層が大多数なわけです。
先ほど「売り上げが3割に落ちた」という話を紹介しましたが、これまでの彼の顧客には3割も固定客(ファン層)がいたと考えられます。
とすれば、これを捨てるのはもったいない話ですね。
このようなファン層のお客さんはクレカ以外の方法を使ってでも好きな販売者の作品を買ってくれますのである程度は放置していても大丈夫。
ケアしなければならないのは、クレカが使えないなら買わなくてもいいや…と思っている一見さんや見込み客層です。
なのでそういうお客さんには別な購入方法を教えてあげればいいんじゃないでしょうか。
例えば下記の動画。
これはFC2動画に上がっているので、おそらく作品紹介ページにはFC2ドメインのリンクですから貼れるはずです。
(声の感じからすると、投稿者は「ひろゆきさん」かもしれません)
ですがそういう対策すらやっている販売者は見かけませんね。
「売れない、売れない」とただ嘆いているだけで、果たして本気で売る努力をしているのでしょうか。
10年以上も前に自作サイトを立ち上げて月額定額制のサイトで動画を販売していたわたしにとっては、この程度の逆風は微風ほどでもありません。
しかしFC2という巨大なマーケットの存在に100%依存していたぬるま湯育ちの販売者にとっては死活問題なのでしょうね。
今は試行錯誤して活路を見出せた者だけが生き残れる絶好のチャンスです。
この時期に初チャレンジしようと決断できる人は、ハメ撮り販売者として成功を収められる資質がある人だと思います。