わたしなりのモデルの採用基準
コロナ禍によってモデルになりたい子が余っている状況です。
あまりにもよりどりみどりなものですから、モデルを採用するにあたり、例えばわたし(磯金)ならどのような視点で選んでいたのか、その判断基準について参考になればとコンサル生さんから質問を頂いたので情報を共有したいと思います。
短期間に何人もの女の子と面接していれば、そりゃ誰を撮影したらいいか迷ってしまうのは当然でしょう。
そこで当時、わたしがモデルさんを採用する際にはどのようなことを考えていたのかですね。
わたしの場合は明確ないくつかの条件がありました。
これからひとつずつ説明していきます。
(1)感度が良い
わたしの場合、絶対条件がコレです。
感度というのは言うまでもなく性的に「敏感であること」や「反応が良い」ということになりますが、実は作品を通してわたしがお客さんに最も感じてもらいたかった点は「演技ではない女性の性的な反応」でした。
愛撫した時の「ビクッ」とした反射や「んっ」などの呻き声。
オーガズムに達した時の「ビクビクッ」や「ガクガクッ」と痙攣する様子。
そのような映像を通して、『この子は本当に感じてるな』とお客さんが受け取ってくれなければわたしの目的が達成されません。
なぜそんなことを作品で表現したかったのかというと、わたし自身が商業AVを観るにつけ、女優さんの「オーバーな喘ぎ(あえぎ)」にウンザリしていたからです。
そりゃ確かに気持ちが良ければ「ギャーギャー」わめく素人女性もいるでしょう。けれども、ほとんどの女性は快感をうちに秘めてなるべく大きな声を上げないように抑えるものです。
大きなあえぎ声を出すまいと必死に堪えているものの、ついに耐え切れず大きめの声が出てしまう。そこに本物の趣(おもむき)があるのです。
あえぎ声というのは、AV女優のように意図的に出したらダメです。本当のあえぎ声というのはついつい「出てしまうもの」なのですから。
そこでわたしの場合、応募してきたモデルさんには初めての面接の際に「感度テスト」を行なっていました。その詳細はこちらの記事で紹介していますので、お読みいただければ幸いです。
テストの結果、いわゆる「マグロ」状態な女の子は基本的には不採用ですが、もしその子が容姿端麗であれば話は別。
いくらテスト時にはまぐろであっても、顔立ちが綺麗でスタイルが良い子の場合はこの商売にとってとても貴重な存在ですから大切に扱わなければなりません。
マグロの子は単にセックスの経験が少ないだけという場合が多いですから、撮影などは二の次にして定期的に食事に誘ったり飲みに行ったりしてキープします。もちろんお小遣い付きですが、毎回セックスして性感帯を開発してあげるわけです。
10回も相手をしていれば、ごく自然に喘いでくれるようになりますよ。
顔や体型について
いくら援交希望の子とはいえ、動画への出演は未経験という素人娘の場合、100人中95人は顔出しNGといって拒否されます。
従ってわたし達にとってのこの商売は「顔出しNG」が基本です。ですが極端な話をすると、顔の造作はさほど重要ではないんですよね。
なぜならいくらブサイクな子でも、顔の全体または一部にモザイクを掛けたりマスクを装着すれば何とでもなるからです。
むしろマスクをするほうがモデルの素人っぽさを演出できるとあって、今や「FC2コンテンツマーケット・アダルト」の上位出品者の多くが、本当は顔出しOKのプロモデルを使っているにもかかわらず、わざとモデルにマスクをさせているというありさまです。
ただどうせ採用するのであれば、マスクを装着した状態で「目」の周辺が魅力的に見える子が良いに越したことはありません。そのあたりはこちらの記事でも触れていますので参考にしていただければ幸いです。
女の子の体型についてですが、これは撮影する動画の趣向によって基準が変わります。
極端な例を挙げると、縄で縛ったりするライトSM的なコンセプトの作品であれば、女の子の体型としては「ほっそり」よりも「むっちり」のほうがフィットします。
肉に縄が食い込む様子が男性にとって興奮材料のひとつになっているからです。
また、いくら「パイズリ」シーンを撮りたくても、貧乳の子では使えません。
まとめると、モデルの体型については「撮影したい作品のコンセプトに合った体型」の子を採用すれば良いということになります。
女の子の性格
最後になりましたが、実はこれが一番重要です。
あなたにとって、その女の子とよくコミュニケーションが取れ、信頼出来そうだと感じるかどうかという点です。
いくらお金を払ってモデルとなってもらうとはいえ、基本的には「人対人」の問題ですから、信頼関係が築けずコミュニケーションもろくに取れない相手では良い付き合いは出来ません。
撮影の際にあなたが希望することを伝えても従ってもらえず、果ては撮影の日をすっぽかして連絡も取れないなどということになれば最悪です。
実はこのアマチュアAV業界の場合、「すっぽかし」というのは普通にありますのであまり落胆しないでくださいね。
起こって当たり前というスタンスが必要で、いかにそれを未然に防ぐかということに注力しましょう。
まとめ
映画にしろドラマにしろ、出演者を決める際には「オーディション」を行なうのが普通ですよね。
同じようにわたし達の作品造りにもモデル希望の女の子に対する「面接」が重要です。
ただ映画やドラマと大きく違う点があります。
それは、「面接した女の子」という素材に合わせた作品を企画する自由があなたにはあるということ。
まずは面接してみて、実際にその子を観察して何か「ピン!」と来るものがあったとすれば、その子向けの作品を企画してみると良いのでは?