前回の記事で少し触れた「ヤリ部屋」の話をしたいと思います。
私はこれまで20歳くらいから40代後半までいろいろな年齢の女性とたくさん経験してきましたが、実は他人のセックスをナマでじっくり観察した経験がなかったんですよね。
3Pもやったことはありませんし、乱交の場にも参加したことはありませんでした。
ただ、以前の記事でご紹介させていただいたとおり、やらせのカーセックスは撮影していましたから、厳密には他人のセックスを見ていたことにはなるのですが、でもそれは暗闇の中での赤外線撮影でしたからね。
なので肉眼でじっくり観察というわけにはいきませんでした。
ということでここからが本題です。
あれはちょうど会員制サイトを共同運営者に譲り、まとまった資金が転がり込んで来た時期です。その資金を元手に、また別のフェチサイトでも立ち上げようと企画を練っていました。
で、その時ふと思ったのは、これまで散々自分のセックスは撮影してきたけれども、他人のセックスをじっくりと見たことはなかったな・・・と。
以前も述べましたが、私の良いところは行動力ですから(笑)、すぐにプランを練り上げました。その結果が「ヤリ部屋」という企画です。
とはいえ、また新規でモデルを募集するのは面倒になってしまっていたんですよね。それまでのモデルの肖像権は権利を譲ったサイト運営者のものですから、同じモデルを使って撮影すると契約違反になってしまいます。
なので、これから新規で撮影するとなると新しいモデルをイチから発掘しなくてはなりません。
イケメンナンパ師Sクンの登場
出会い系サイトやキャバクラで新しいモデルを発掘することに疲れてしまっていた私は、ふとS君という男の子を思い出しました。
彼は2年くらい前に私の服屋でアルバイトをしていた学生ですが、スタイルといい顔といいジャニーズ並みのイケメン君でした。当時は彼目当てと思われる女性客が結構いたようで、彼がバイトを辞めてから売上げが少し下ったほどです。
お店の飲み会の席では、私によくナンパ自慢を聞かせてくれたものです。今度、社長(私)に少し(女の子を)回しますよ・・・などとからかわれたこともありました。
それを思い出したのです(笑)
そこで久しぶりに彼に連絡を取ってみました。
すると彼は、せっかく新卒で就職した会社を1年ほどで退職してしまったそうで、その時はちょうど求職中という状況でした。
そこで、「ギャラを弾むから女の子を調達してくれない?」と持ちかけたのです。もう、二つ返事でOKでしたね。失業保険が切れてしまって、まさに生活に困っていたところだったようです。
これで女の子の調達は決まったようなもの。
次にどのような方法でS君と女の子の絡みをじっくり観察しつつ撮影するか・・・です。
いくらS君がナンパの達人だといえども、まさか部屋に入ってみたら40過ぎのジジイが飛び入り参加というのは、女の子にしてみたらいくらなんでもNGですよね。
となれば、方法は覗きと盗撮しかありません。
ヤリ部屋で女の子にバレずに覗きをするためには、やはり部屋の改造が必要になるでしょう。
ヤリ部屋のためのリフォーム
ヤリ部屋を調達するべくしばらくのあいだ賃貸情報誌を漁っていたところ、2年後に建て替え予定の短期入居者を募集しているワンルームの賃貸アパートがありました。
立ち退き期限がある物件なので、賃料は周辺の相場からすると破格値でした。立地的には歓楽街の少し外れにあってロケーションとしては最高です。
築35年とのことでしたので外観はそれなりにオンボロでしたが、仲介の不動産屋を通じて大家さんと交渉してみたところ、空いている二部屋をブチ抜いて、こちらが使いやすいようにリフォームしてもOKとのことでした。
一応、事務所代わりに使うという名目で借りましたが、まさか盗撮用のヤリ部屋にするとは口が裂けても言えませんね(笑)
さて、ではいったいどのようなリフォームをしたのかざっくりと説明しましょう。
まずは壁を取り払ってワンルーム同士をつなげました。そして新しい壁を「コの字型」に作りました。つまり、「コの字」の凹んだ部分にベッドが収まるようにしたのです。
これでベッドの3方向から盗み見することが可能となりますね。
ベッドの横壁にはやや大きめのマジックミラーを据えつけました。そしてベッドの頭側と足側の壁には飾り棚を据え付け、棚には会話やあえぎ声をしっかり録音できるように隠しマイクもセット。そして棚奥の壁には小さな隠し扉を設けました。
この隠し扉はスライド式になっていて、自由に開け閉めが出来るようになっています。
これで撮影するための設備は整いました。
次にインテリアです。
ナンパした女の子をスムーズにセックスに持ち込むにはムード造りが重要です。いくらナンパの達人のS君といえども、部屋が汚くてはせっかくのムードが台無しですから。
そこで気分が落ち着くようにブラウン系の壁紙に張り替えました。照明は間接照明。女性の局部がなるべく影にならないよう、ベッド回りにも間接照明を取り入れました。
これによって、例えば部屋のメイン照明を落としたとしても結合部分はバッチリ拝むことが可能となりました。というか、逆にそれによって良い雰囲気が漂う空間になったと思います。
それと、気を付けたいのはベッドのきしみ音です。商業AVでもたまにありますよね。男優が腰を振るたびに「ギシギシ、ギシギシ」というあの耳障りな音。
あれは女性も気になってセックスに集中できなくなる原因のひとつですし、動画を観るお客さんにとっても不快です。なので、ニトリでよーく吟味してベッドを選びましたよ(笑)
あとは、その部屋でS君が生活しているんだという演出のための家財道具をひととおり中古ショップで揃えました。
それによって、独身男性が住む部屋としてはかなりお洒落な雰囲気に仕上がったと思います。
ちなみに、このリフォームを手掛けてくれたのは、私が所有している賃貸マンションの修繕をいつもお願いしている馴染みの大工さんです。
当然、口止め料として一緒に覗きをしたのは言うまでもありません。その後、「またぜひお願いします」と催促がうるさかったですが(笑)
ちなみに、このリフォームにかかった費用は家財道具も含めて80万円くらいです。それくらいであればすぐに元が取れるはずです。
なにせ私の経験からすると、若い男女の本気セックスはそれなりに売れますからね。あとはカメラアングルなど撮影側の課題のみです。
間近で見る生セックスに大興奮!
それにしても、さすがにイケメンナンパ師だけあると思いますね。一般企業に就職などせず、いっそホストにでもなったほうが成功する子だったかもしれません。
女の子の調達はほぼいつでもOK状態でしたが、私のスケジュールに合わせてもらうようにしていました。
ナンパ報酬と出演料については、女の子一人につき飲食代や遊興費、交通費などの経費を別にして8万円渡していました。もちろんS君の顔にはモザイクを掛けるのが条件です。
さて週末、金曜か土曜の深夜になると私は活動を開始します。
S君からメールで、今夜のモデルさんの写メが送られてきます。いつもの居酒屋かカラオケで撮影したもので、この後ヤリ部屋へ女の子をご案内です。
S君は私の好みを知っていますので、めったに女の子の外見を外すことはありません。
ヤリ部屋へ連れ込むであろう時間前に余裕を持って部屋で待機します。
撮影の準備と心の準備を整えてマジックミラーの向こう側でじっと待ちます(笑)
やがて部屋の鍵を開ける音がします。待ち望んでいたその瞬間がやって参りました。部屋の明かりが灯された瞬間からマジックミラー越しに撮影を開始します。
なぜそんなシーンから撮影するのかというと、それが個人撮影たる証だからです。ほとんどの場合、ヤリ部屋に入ってすぐにセックスは始まりません。
女の子によって違いますが、いちゃいちゃと会話を楽しむ子もいれば、すぐにシャワーを浴びに行く子もいます。
脱がせるまでに1時間以上かかる場合もありますが、そういう無駄なシーンがあるからこそリアリティがあるのです。
FC2コンテンツマーケット・アダルトの上位販売者の作品を観ると、ほとんどの場合、商業AVの劣化版というか単なるモノマネです。
女の子のインタビューから始まって、脱がして、手マンして、フェラして挿入・・・
そういうのは個人撮影とは言えませんね。個人監督が自ら撮影した単なるAVでしかありません。そう思いませんか?
さて話を元に戻します。
実はマジックミラーというのは取り扱いに注意しないとバレる危険性があるんですよね。
なぜなら、見られる側の部屋が暗い状態で、見る側の部屋が明るい場合はただの透明なガラスになってしまうからです。理由は分かりませんが、そういう原理のガラスなのです。
なので、ヤリ部屋が暗い状態で、もし私が待機している部屋が明るければ、女の子にはミラー越しにこちらの部屋が丸見えになってしまうということです。
もしあなたが将来、マジックミラーを使う機会があればその点に注意してくださいね。
ですので、私の部屋は真っ暗な状態での覗きや撮影となります。
それにしても、ヤリ部屋で撮影を始めた頃の興奮度というのは半端ではありませんでした。S君とナンパ嬢が繰り広げる激しく熱のこもった本気セックスの様子に私のチンコもマックス状態です。
もしかすると他人のプライベートを覗き見るという行為には、麻薬のような効果があるのかもしれませんね。
海外の盗撮有料動画サイトにおいて、「民家」「風呂」「カーセックス」「トイレ」などのカテゴリーに人気があるのも納得できます。
ハプニング・バーも同じ感覚なのかもしれません。
さて、ヤリ部屋での撮影も数ヶ月ほど経過すると私の欲求は徐々にエスカレートしてきました。やがてS君に注文をつけてSMのマネをしてもらうようになりました。
女の子に目隠しをしてヘッドホンにはエロ動画の音声を流し、軽く腕を縛ってもらうようになったのです。もちろん全員が全員というわけではなく、女の子が抵抗しない場合に限りますが。
そうなると女の子には私がヤリ部屋に入っても全く分かりません。こっそり息を潜めて間近で観察しながら撮影をしていました。
さすがに私が挿入すればバレるでしょうから、それはやりませんでしたが。
そんなふうにして撮り貯めた動画が約1年半の間に41本ほどになりました。ですが、結局は世の中に発表することはありませんでした。
理由は・・・
やっぱり、女の子の同意を取っていませんからね。
そんなことは百も承知で企画したわけですが、女の子の顔に目線を入れたりモザイクを掛けているうちに何だか気の毒過ぎると思うようになったのです。
こうしてS君へのギャラを含めると総額約500万円の経費を掛けたヤリ部屋企画は、結局はお蔵入りとなってしまいました。
それらの動画はDVDに焼いてあり、今でも事務所の金庫の中に眠っています。