浮気相手の旦那さんはどんな人?
今回のお話は、わたしがまだ出会い系サイトで「既婚女性漁り」をしていた40歳くらいの頃のお話です。
以前の記事でも述べていますが、既婚女性を相手にする場合、最悪な事態(旦那バレ)を想定しなければなりません。
そこでやはり気になるのが旦那さんの職業です。
例えば教員や銀行員など、一定の社会的立場のある職業に就いている旦那さんであれば、仮に浮気がバレたとしても法律に則った解決方法で収まることが多いでしょう。
仮に慰謝料を請求されたとしても、数回程度の関係であればせいぜい100~300万円程度で収まります。
一方で、世間一般の常識に捉われない世界の人種も存在します。
もしもそういった属性の旦那さんに浮気がバレてしまった場合、最悪、命に関わる可能性も考えられるわけです。
既婚女性と遊ぶ場合は、その点に注意しながら獲物を探さなければなりません。
国家公務員の奥さん
普段から使っているお気に入りの出会い系サイトに、いつものように「平日の昼間にランチでもしませんか?」といった書き込みをして欲求不満な主婦の食い付きを待ちます。
すると翌日、一人の女性から翌週の火曜日から金曜日ならいつでもOKという返信がありました。
すかさずプロフィールを確認すると、札幌の近郊に住んでおり、年齢は36歳でしかもわたしの好みであるスレンダーな体型とのこと。
出会い系サイトでは、年齢はサバ読むのが常識ですから、自称「36歳」ということは実年齢は40歳を若干超えていると考えていいでしょう。
有料の出会い系サイトでは、軽めの自己紹介を兼ねて3~5往復程度のメールのやり取りに成功した場合はLINEまたは直メに誘導するのがセオリーです。
それによって業者を排除することが出来ますし、ポイントの消費地獄に陥ることもありません。
単にヒマを潰したい女性会員によってダラダラした世間話に付き合わされてしまったら、結果的に会えないばかりでなく1送信50円であっという間に2千円から3千円が吹っ飛んでしまいますからね。
さて、今回の主婦(Y子)さんは北海道の空の玄関口と言われる空港のある街に住んでいる女性でした。
メールの世間話でそれとなく旦那さんの職業について探りを入れたところ「公務員」だそうです。
長期出張が多い立場らしく、寂しさを紛らわせるために出会い系サイトを利用するようになったのだとか。
そうですかそうですか、それならば話は早い。
さっそく翌週の火曜日にでもランチしましょうよと。
彼女の住む街は、高速道路を使えば30分で着く距離です。
勤務時間中に仕事をサボって浮気を繰り返しているわたしにとって、ランチを含めたトータル時間がとても重要なのですが、彼女の場合は市内の女性に会うのと大差はありません。
プロフィールどおりのスリムな体型
当日は、郊外型の中華料理チェーン店で11時に待ち合わせです。
時間よりも早く駐車場に入って車内で相手を待っていたのですが、間もなく赤い軽自動車が駐車場に入って来ました。
あの車に違いありません。
降りて彼女の車に近寄って行くと、緊張しているのか少し硬い表情の女性が車から降りて来ました。
相手に悟られぬように容姿などを品定めするわたし。
体型はサイトのプロフィールにあったように、確かにスリムです。
ですが水色のワンピースの胸元にどうしても注目せざるを得ませんでした。
なぜなら、かなりボリュームがありそうだったからです。
お店に向かって歩き始めた彼女のカラダを横から眺める位置関係になったとき、それは確信となりました。
「これはスレンダー巨乳だ!」
「メシなんていいから、早くホテルに行きたい!(心の声)」
確かいつもどおり「あんかけ焼きそばのセット」を注文したと思うのですが、味なんかどうでもよくなって、眼球は相手の顔を捉えてはいるのですが、注意はどうしても胸元に行ってしまいます。
よほどヘタさえ打たなければ、これからわずか1時間もしないうちにあの豊満なバストを自由に出来ると想像すると下半身が痛くてたまりません。
そこは慎重に慎重を重ねてこの後の予定を尋ねてみると…
「この斜め向かいにホテルがあるわよ」…と。
いや、ご親切にどうも(笑)
車をホテルの駐車場へ移動させ、それから約2時間。
たっぷりとスレンダー巨乳を堪能させていただきました。
アラフォーでも子どもを産んでいないそうで、お腹周りもスリムなのです。
シャワーを浴び身支度を整えている時に何となくテレビのスイッチを入れると午後のワイドショーが映っています。
そこに湾岸戦争の映像が…
その映像を観て彼女の口から思わず出た言葉は、
「旦那はいつ帰って来れるのかなぁ…」
「えっ、公務員の旦那さんって、もしかすると自衛隊の人?」
「そうよ」
「今イラクに行ってるの?」
「そう」
「いやいやいや。それは危ないでしょ!」
「危ないのはイラクに居る旦那じゃなくて、浮気がバレたときのオレがだよ!」(心の声)
自衛隊の話題になったものだから、奥さんは調子に乗って聞いてもいない事をしゃべり続けます。
「ウチの旦那は官舎から職場までの5kmの道のりを毎日ランニングで通勤しているのよ」
「休日には30kmは走っているんだって」
「自分の体を鍛えるのは好きだけど、夜の運動はあまり興味がないみたい」
わたしの友人に元陸上自衛隊(レンジャー訓練経験者)が居るのですが、戦争や軍隊の話題になった際に彼から聞いていたことは、自衛隊の訓練内容は基本的に「人を殺す方法」だと言います。
そんな人の奥さんを寝取ったことがもしバレたら?
臆病者のわたしの顔は、おそらく青ざめていたことと思います。
何とか平静を装って別れ、札幌に戻ってから今日の出会いについて感謝のLINEを入れます。
一応礼儀は欠かしませんが、もうそれっきりですね。
翌週、「今週は来ないの?」というメールが来ましたが、もちろんスルーして終わりました。